12月16日の首相会見で「最後に」と切り出して、野田が言ったこと

福島の再生なくして、日本の再生なし。 これは、国家の挑戦であり、人類全体の挑戦でもある。 福島が世界と日本の英知を結集し、人々の勇気と意思の力で 人類の未来を切り開いた場所として、思い起こされる日が必ず来ると信じてる。 福島では再生可能エネル…

西加奈子『こうふく みどりの』(小学館文庫)読解・軽く分析

後輩の女の子が 「西加奈子『こうふく みどりの』を読んでて最後の方でわからなくなった」 「全部わからない」(←多分、謙遜して?“全部”と言ったと思う。物語を通しての解釈が最後の方でわからなくなったのだと思われる) というので、『こうふく みどりの…

この期に及んでも政局報道か

東日本大震災、原発問題で生活に困ってる人たちを無視するかのような政局報道にウンザリ。政局報道の裏で佐賀原発がスリーマイル島と同じレベル5の事故を去年起こしていたことが大きく取り上げられず、自殺者、餓死する人たちもいるのに。ウンザリしてて日…

チェルノブイリ(ウクライナ)の現状に、未来の日本の姿を見た気がした

6月2日深夜1時過ぎ、NHKがチェルノブイリ原発事故から25年という節目で、 ここ数年のチェルノブイリの現状・研究結果を 伝える海外のドキュメンタリー番組3本を放送していたので観た。 再放送らしい。背筋が凍った。今まで感じたことのないゾクゾク感。 今の…

中野剛志の『TPP亡国論』の第二章の前半 まとめ

『TPP亡国論』 第二章では「TPPを理解するということは、単なるアジア太平洋 の貿易問題を超えて、世界の経済全体の構造を理解するということなのです」と言って、中野氏は世界経済の構造問題をザックリと見ていきます。 ベースとなる知識なので、ここにバー…

福島第一原発で被害にあってる方々に落ち度は全くないのか

飯館村の酪農家、酪農歴53年、69歳男性がNEWS23Xで 「原発さえなければ、乳を搾って(酪農で)金を稼いで生活できたのに」 と言っていた。 福島第一原発、一号機の着工が1967年。 原発に対する無関心、反対してこなかったツケが今に繋がってると思わないのか…

中野剛志の『TPP亡国論』読みかけなので序文と第一章について

序文に「TPPという具体的な問題の検証を通じて、日本人の戦略的思考回路を回復させようという試みです」とある。 元外務官僚の孫崎氏は昨年『日本人のための戦略的思考入門』という本を出している。 二人がなぜ戦略的思考をテーマにしているのか。 それは、…

福島第一原発での作業員はどのようにして確保されているのか

今、彼の予定通りなら都内の専門学校に通ってる今春高校を卒業した18歳の 男の子、ケイタ(仮名)が職場にいる。 なぜ予定通りにならなかったのか、奨学金の審査に通らなかったので入学金は支払ったが授業料が払えないためだ。 仕方がないので、専門学校と相…

ボランティアは自己満足でしかありません、行ける方は是非開き直って行ってきてください

地震で被災者、被災地に対して何ができるか悩んでる方が少なくないようなので、新潟中越地震の時に、1.5ヶ月ボランティアに行った自分が言えることを今回は書きます。まず行く市町村の社会福祉協議会(通称:社協)のホームページを見て、ボランティアを募集し…

被災証明書と被災者向け住居に入る条件

うちの実家は福島県相馬市です。 妹が数年前、岡山県に嫁いでおり、今回の震災で岡山県(の市町村かもしれません)が被災者向けに公営住宅を無償提供するということで、急いでうちの両親は岡山へ向かいました。妹が両親に地方自治体が発行する「被災証明書が…

東電と福島第一原発 その2

地震から1週間経過してから、東電社長が謝罪コメントを出した。 謝罪コメントが出た日、原子力安全保安院がINESのレベルを4から5に引き上げた。 レベル4というのは「事業所外への大きなリスクを伴わない事故」 レベル5というのは「事業所外へリスクを伴…

東電と福島第一原発 その1

これは、福島県で小学校の先生をしていた、今ではとっくに定年で引退している叔父から聞いた話です。福島第一原発を作るという話があった時、日教組に入っていた叔父は日教組自体が反対なので当然反対の立場にありました。 一方、東電は「安全だから安心して…

現在、官房長官記者会見が海外メディアに解放されていないため、海外に迅速かつ正確な情報が伝わっていない件

フリージャーナリストの上杉氏はツイッター上で 「 官房長官会見の記者席はたくさん空いています。私たちは後回しでいいので海外メディアの記者だけでも入れてあげられないでしょうか。世界に広がってしまった「日本は放射能に汚染された危険な国」という風…

『日米同盟の正体 −迷走する安全保障−』の要点その1

こういった本に普段触れない方、普段本は読まないけれどブログなどのネット上の文章なら読む、という方々の入り口となればと思い、強引に要点抽出する。 本書は丹念に事実を積み重ねて論理を組み立て、説得力を持たせているものなので、中途半端に要点抽出す…

『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人の共著)を読んで・・・・・・【要約】その6

第5章 日本はいかに生き抜くべきか −極限時代の処方箋−この章の前半では、これまでのまとめとして物質経済から金融経済への移行とその意味、交易条件の悪化、飽和した市場、資本の高い流動性を再度細かく別の例を挙げ、後半でこれから日本はどうしていくべき…

『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人の共著)を読んで・・・・・・【要約】その5

第4章 バブルのしくみと日本の先行性 −日米関係の政治経済学−●ニクソン・ショック以降の米国経済 萱野「私たちはここまで、資本主義は現在どのような歴史的状況にあるのか、ということを議論してきました。そこで明らかになったのは、資本主義はいま極限的な…

日本の政治が地方から変わるかもしれないという予感

橋本知事がツイッターを始めた。 そして、早くもツイッターがメディアの代わりとなって自分の発したい情報を誰にも加工(編集・カット)されることなく伝えられるソーシャルメディアになりうることに気付いたようだ。ツイートを見る限り、既得権益を持つ公務…

『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人の共著)を読んで・・・・・・【要約】になっていませんがその4

第3章 資本主義の根源へ ●資本主義は市場経済とイコールではない(以下、文意を変えずにほぼ抜粋) 萱野「もし世界資本主義におけるヘゲモニーが一国単位で形成されなくなるのであれば、世界のかたちは今後、国民国家を単位にした国際秩序ではなくなっていくで…

『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人の共著)を読んで・・・・・・【要約】その3

・第2章「資本主義の歴史とヘゲモニーのゆくえ」 ●世界資本主義の歴史において、ヘゲモニーの移転と利潤率(注1)の変化は相関している500年の世界資本主義の歴史は、特定の国がそのつどヘゲモニーを確立しながら、そのヘゲモニーが移転されていくことで展開し…

今回の芥川賞は話題性が高くて良かった

まずは受賞者。 朝吹真理子は三井財閥末裔の慶應院生お嬢さま。 前作『流跡』はBunkamuraドゥマゴ賞受賞。 西村賢太は父親が強盗強姦で逮捕後、両親離婚と家庭環境が複雑な中卒フリーター。 受賞記者会見で「受賞の時は?」との質問に 「自宅で、そろそろ風…

『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人の共著)を読んで・・・・・・【要約】その2

・第1章「先進国の越えられない壁」 ●先進国(日本は除く)は、交易条件(安く資源を仕入れ、製品を作って高く売るという効率のいい貿易ができているかをあらわす指標)の悪化により実物経済から金融経済へとシフト。 交易条件が悪化したのは、1973年の第一次オ…

黒烏龍茶で体脂肪8%に!

太ったと自覚する瞬間と言うのは体重計に乗った時より、 衣類が窮屈に感じた時、というのは定説で、自分もそうだった。 55kgだった体重が60kgを超えた時より(身長は167cm)、 普段穿いてるジーンズが窮屈に感じ始めた時、 「このままではマズイ、ダイエットし…

『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫・萱野稔人の共著)を読んで・・・・・・【要約】

『超マクロ展望 世界経済の真実』(著/水野和夫・萱野稔人)の中身が 5章を除き、情報濃度が高く、自分の中で上手く飲み込めたか不安なのと マクロ経済学を超え、政治、歴史を踏まえた大局的視座を広めたいので、 私見を交えつつ、序文(はじめに)から各章…

はじめに

当ブログはMacBook Airが欲しくて始めたブログです。 ウソです。 大した持論でもないけど、とにかく持論を展開し、世の中を良くしようと試みて行きます。MacBook Air 11インチ欲しい!