チェルノブイリ(ウクライナ)の現状に、未来の日本の姿を見た気がした

6月2日深夜1時過ぎ、NHKチェルノブイリ原発事故から25年という節目で、
ここ数年のチェルノブイリの現状・研究結果を
伝える海外のドキュメンタリー番組3本を放送していたので観た。
再放送らしい。

背筋が凍った。今まで感じたことのないゾクゾク感。
今のチェルノブイリ(ウクライナ)の姿は日本の未来だと思った。
勿論、そうならない可能性もあるだろうけど、そうなる可能性の方が高い気がする。

人は忘れるので(忘れない人もいるけれど、それは極々少数派)、
事故は風化する。だから、ウクライナはまた原発
作ろうとしているのだろう。チェルイノブイリ事故があった当時は
ソ連だったので、純粋に”また”とは言えないが。

今、福島第一原発事故に関心がある人と無関心の人との
割合とはどれぐらいなのだろう?
ツイッターなど、ネット上では関心ある人が多そうだけれど、
実際のところは1:100ぐらいなのではないだろうか。
そして、関心も一過性のもので長く続かないのでは?
「関心がある」と言えるのはどういう状態なのか、という問題があるけれど、
自分は知ってもらう、デモに参加するなどのアクションを起こすってことが大切で
アクションを起こさなかったら、関心ないも同然でしょ。


乱雑ではあるけれど、読解可能な範囲だと思うので
番組を見ていて取ったメモを、そのまま以下に貼り付けておきます。
間違ってる箇所は全くない、とは言い切れないので
ご指摘いただけると助かります。


気になった方は、以下のページから再放送を希望したり、
NHKオンデマンドで視聴してみるといいかも。

BS世界のドキュメンタリー「永遠のチェルノブイリ
チェルノブイリ原発事故から25年。事故が風化する一方で、
事故を起こした原発が根本的な解決を見いだせないまま、
周囲を汚染し続けている現状を伝える。
http://nhk.jp/H73vz1tF

BS世界のドキュメンタリー「被曝(ばく)の森はいま」
悲劇の記憶を残すチェルノブイリは、今や科学者にとって
放射能の自然界への影響や汚染地域での穀物や野菜の栽培を
研究する上で格好の場所となっている。その最先端を追う。
http://nhk.jp/H73vz1tH

BS世界のドキュメンタリー「見えない敵」
ウクライナ人の妻をガンで失ったドイツ人の監督が、
チェルノブイリ原発事故に深く関わり、
死の恐怖という見えない敵と闘い続ける人々を
追ったドキュメンタリー。
http://nhk.jp/H73vz1tK

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当時のことを知る人が若い人に語って教えないので、
自分で調べて知ろうとしない限り、若い人は知らない。
人口700万人が減少。
2740万人。治療が必要とされる人。
国際的機関(IAEA?)は調査を縮小する。治療を縮小すると言った
(10年後の1996年時点に??)

現在健康に問題ない子供は5〜10%。
中には5つもの病気を同時疾病してる子がいる。
平均寿命が10歳短くなってる。
10年後には平均寿命が55歳になり、1986年以降20歳短くなる予想。

原子力発電が23機、今後作られる予定。
原発廃絶で電力不足になるであろうヨーロッパ全域に、電気を輸出する予定。

石棺は30年耐えられるように作ったが
完成した直後から補強が必要だった。

作業してる人たちは50km離れた街から電車で通ってる。
親子3代で働いてる人たちも。
他にいい仕事がなかったから、この仕事をしている。
放射線測定士。

フランス、ドイツ、アメリカが石棺工事に人を派遣している。
維持費が7000万〜8000万ユーロ。建設費と同額。
建設費・維持費ともに目処が立たない。

3000万人の人が飲んでいるドニエプル川の水が汚染されている??
実態はウクライナ全域に人が住めなくなる汚染濃度?

ツバメの1年目の生存率が3割。

初期の頃に作業してた人たちは
被曝から数週間でなくなった(福島第一原発のように
ガイガーカウンターで正確に測定していなかった模様。今現在はしている)

チェルノブイリで事故があった4号機での作業。
90秒数えたら戻ってくる…
遠隔操作の機械は強い放射線を浴びて電子部分がダメになり、
すぐに使用不能となったため、人手で作業することとなった。

クラスノカメンスクにウラン鉱山があって
軍医だった男が3年で脳腫瘍。
10代をそこで過ごした女性が35歳に乳がんで死亡。
ウラン鉱山の影響か?

(メモ、ここまで)