ボランティアは自己満足でしかありません、行ける方は是非開き直って行ってきてください

地震で被災者、被災地に対して何ができるか悩んでる方が少なくないようなので、新潟中越地震の時に、1.5ヶ月ボランティアに行った自分が言えることを今回は書きます。

まず行く市町村の社会福祉協議会(通称:社協)のホームページを見て、ボランティアを募集してるか確認してください。
確認したら交通手段、特に車で行くのであれば通れなくなっている道路、ガソリン事情で難しいところがあると思います。
自分は中越地震から1週間後に上記を確認せずに行きました。
というのも、ニュースでボランティアが活動してるのを見たからです。
今回は、被災地以外から行かれてるボランティアのニュース映像をあまり見ないでどうなってるかわかりません。

で、行くのであれば、可能であればやはり2週間以上をお勧めします。
数日と2週間以上では見えてくるものが違うと思います。
何に困っているのか、の見える幅が断然違うと思います。
自分は中越地震の際、3日間、避難場所へ物資を届けたり、被災者宅へ行き、家の中の整理等を手伝っていました。
それから、社会福祉協議会がボランティアを管理するための(ボランティアの方に万が一のことがあった場合のため、ボランティア用の保険に加入することになります。その際、氏名・住所・連絡先等記入することになります)ボランティアセンターというところで、この保険加入者のデータ入力をしていました。1.5ヶ月もいると、同じように長期ボランティアしてる方々と仲良くなり、色々な話を聞くことになります。中越地震の時は、バイクに乗ってきたボランティアがバイク隊というのを結成し、ぐちゃぐちゃになった道路を通り、通常の車やバイクではいけないところへオフロード用バイクに乗ったボランティアの方々が行き、被災者の生存確認、声、要望を聞いてきます。物資が必要であれば、バイクに積み、そこへ運びます。
ボランティアセンター内、社協内での問題も見聞きすることになります。
自分はバイク隊の方と仲良くなったので、バイク隊の人が仲良くなった被災者宅へ伺って話を聞き、ご飯を一緒に食べ、酒を飲んだ話をちらほら聞きました(誘われましたが、自分は流石に行ってません)

自衛隊の方が被災者だけでなく、ボランティアの人たちにもお風呂を提供してくれて、そこへ何度も足を運び、ボランティア同士でいろんな話をしました。

だから、長期行ける方は是非行ってみて欲しいと思います。
行ってみて、再度自分には何ができるか考えても遅くはありません。
復興するには何年もかかります。
福島第一原発のあたりに関していえば、チェルノブイリがトータルで100年ぐらいかかる見通しなので(ニュース23Xでそう報じてました)、
最低でも何十年とかかると思います。


ボランティアは、被災者と共に復興を目指し、一生を現地で過ごすのでなければ全て自己満足、というのが自分の感覚です。
自己満足でしかないから、という理由で行かない、何もしないでいるのは勿体無いと思います。是非、開き直って行ってきてください。


本当は、当時の現地事情を色々と書きたいところですが、それはまたの機会にしたいと思います。