福島第一原発での作業員はどのようにして確保されているのか

今、彼の予定通りなら都内の専門学校に通ってる今春高校を卒業した18歳の
男の子、ケイタ(仮名)が職場にいる。
なぜ予定通りにならなかったのか、奨学金の審査に通らなかったので入学金は支払ったが授業料が払えないためだ。
仕方がないので、専門学校と相談した上で「形としては入学したことにして、来年までにお金を貯めて行く」ということになった。
そんなわけで、本当は3月でバイトを辞めるケイタは今もバイトを続けてる。
しかし、静岡を震源とした大きな地震計画停電の影響で、先月は宿泊予定だった客のキャンセルが相次ぎ、バイトだったケイタはシフトに入れて貰えず、このまま行くと学費が貯められなさそうだった。
そこに、親戚の的屋のおじさん(ヤ○ザ)から福島で日給10万円の仕事があると紹介される。行こうと思ってたケイタだが、さすがに家族に止められ、数日前、結局行かないこととなった。
2日前、ケイタから、「今回は危険な仕事を請け負うけど、次回は安全・ラクちんで高給の仕事を回してもらうよう、おじさんが約束をした。その時に稼ぎに行こうと思う」という話を聞いた。

ケイタは、漫画、ゲームが大好きでニュース・新聞を見ない。とにかく、あまり深く考えず楽しく生きたいタイプ。口癖は「楽しく生きましょうよ」


こうして、世の中は意外と回ってるみたいだ。